王子製薬西洋薬工場(王子製薬新竹工場)は当初は新北市三重区にあり、製剤薬、抗生物質および様々な合成原料薬を生産していました。1991年に合成原料薬部門が独立し、新竹県湖口郷へと移転、その後は西洋薬原料薬(Active Pharmaceutical Ingredients;API)およびPotassium Cresolsulfonate、Thiamine Disulfide等々、中間体の製造販売のみに従事し、主に日本およびヨーロッパ市場へと輸出しています。
薬工場沿革
- 1962年王子製薬設立、西洋薬製剤、抗生物質(注射剤、錠剤、カプセル、軟膏、粉剤)および合成原料薬の生産製造
- 1987年医薬品GMPソフトウェア認証を取得
- 1991年新竹県湖口郷へ移転、ビタミンB1および多種の原料薬を生産(API)
- 2002年西洋薬工場がISO 9001安全認証を取得
- 2011年西洋薬工場がTFDA評価査定に合格、cGMP認証を取得
- 2015年西藥廠通過TFDA評核,取得PIC/S GMP認證
- 2015年西洋薬工場新原料薬Ufenamate、Tulobuterol 開発完了
西洋薬工場エリア
工場建物の建材および塗料:建物は鉄筋コンクリート造り、工場の床は人造大理石とコンクリートで、密閉式の建物となっています。製造現場は主に生産エリア(一)および生産エリア(二)に分けられ、後半の精製過程は全てGrade Dクリーンエリア(一)およびクリーンエリア(二)の中で行われます。壁はPUパネルによってパーテーションされ、床はエポキシ樹脂素材を使用し、表面はつやがあり清掃も容易です。